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【大手メーカー元採用担当者が解説!】他人と差がつく業界研究のやり方

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こんにちは。misato です。

 

今回は「業界研究」をテーマに書いていきたいと思います。

 

▼こちらの記事はこのような方におすすめの記事です。

❶業界研究の具体的なやり方がわからない

 

❷業界研究に時間がかかってしまう方

 

❸新聞を読んだり、ネット記事を検索するだけで業界研究を終えてしまっている方

私は大手メーカーで新卒・採用担当を経験しました。

 

自己PRや学生時代に力を入れて取り組んだことについてはスラスラと言葉が出てくるにも関わらず、業界研究があまりにも浅く残念な結果になってしまった就活生・転職者を多く目にしてきました。

 

こちらでは他人と差がつく、効率的な業界研究のやり方についてご紹介しています。

 

業界研究のやり方をマスターして、あなたの価値観に合う業界を見つけてくださいね!

 

 

 

なぜ業界研究が大切なのか?

まず業界研究とは志望する企業が属する業界の市場規模などの現状はもちろん、今後の課題や展望について徹底的に調べることです。

 

ここでまず企業研究との違いを整理しておきます。

 

企業研究は志望する企業の魅力をより深掘りするもの、業界研究は志望する企業が属する業界について高いところから見下ろし眺めることです。(俯瞰的に見ると言います)

 

▼企業研究はこちらの記事で詳しく解説しています。

 

 

それでは早速業界研究の話にうつりますが、例えばこちらの記事では菓子業界について業界研究を行っています。

 

こちらでは菓子業界の下記のようなポイントをおさえて書いています。

 

・市場規模

・直近の市場規模推移

(アップトレンドorダウントレンドなのか?)

・カテゴリー別構成比と推移

(チョコレート、スナック…別の動向は?)

・菓子業界の課題

・菓子業界の展望

(課題に対して菓子メーカー各社の打ち手は?)

 

まずは現時点での市場規模がどの程度あり、その内訳としてチョコレートやスナックなどのカテゴリー別に確認、直近の動向を調査しています。

 

・市場規模は安定しているか?

・直近はアップトレンドorダウントレンドか?

 

これらを確認することでその業界の現状とトレンドがわかります。

 

あまりにもダウントレンドの業界で、その要因が明確にあり、各社の打ち返す策がみえない場合は、当たり前ですがその業界を志望するのはあまりにもリスキーです。

 

業界が継続的に成長していけそうかどうかという視点でしっかり確認しましょう。

 

また、現状厳しい状況でも今後の回復が期待できる業界もあります。

 

業界の課題に対しての各社の打ち手(中長期的な戦略)も確認しましょう。

 

そしてその逆もまた然りで、今は強い勢いで伸びている業界でも、変化の早い業界では代替品などの登場により一気に市場規模が縮小する可能性もあります。

 

今後の消費行動の変化などを想像しながら業界研究は行いましょう。

 

他人と差がつく業界研究のやり方

ちなみに業界研究は就活生、転職者のためだけのものではありません。

 

私は現在所属している業界についてのトピックやトレンドは逃すことなくキャッチできるよう常に心掛けています。

 

なぜならば取引先、同業者の方と話す際に自分の業界のことを知っておく必要があるためです。

 

特に営業や広報IRなど対外的に発信する機会が多い部署の場合、業界研究は必須だと考えます。

 

私は業界動向、その上で自社の戦略、他社の戦略を把握した上で自分の意見を述べ、取引先と議論をするようにしています。

 

こうした業界のトピックやトレンドを知っていることで、「お、この人はよく勉強しているな~。この人に聞けば安心」と取引先から信頼を得ることもあります。

 

ということで私が実践する業界研究の一例をご紹介したいと思います。

❶新聞を読む

(当たり前ですね)

 

❷業界紙を読む

(全部は読めないので重要なところだけピックアップして読む)

 

❸SNSを活用する

(役立ちそうなアカウントをフォローする)

 

❹各社の統合報告書、決算説明会資料を読む

 

❺業界団体の資料を読む

①~③は基本的なことですし、多くの方が行っている方法なので省略します。

 

④と⑤は他の就活生、転職者はあまりやっていない方法ですので、他の人より業界研究が一段深くなります

 

具体的なやり方をみていきましょう。

 

 

具体的な業界研究のやり方

ここから各社の統合報告書、決算説明会資料を読む/業界団体の資料の読むの2点について具体的なやり方を説明していきます。

 

各社の統合報告書、決算説明会資料を読む

まずはそれぞれの概要についてです。

 

 統合報告書 

財務報告に経営戦略や社会貢献などの非財務情報などを統合した報告書です。

 

その企業のエッセンスがつまっています

 

基本的に年1回の発行です。

 

まだ作成していない会社もたくさんありますので入手できない場合もあります。

 

 決算説明会資料 

その名の通り決算を説明するための資料で、主に財務報告がメインの資料です。

 

今年の会社の成績(業績)はこうだった、来年はこうしたい、という会社の意思を読むことができます。

 

決算説明会は四半期決算毎(年4回)に、もしくは半期毎(年2回)更新されます。

 

統合報告書、決算説明会資料の掲載場所はその企業のホームページの「IR情報」「投資家情報」に記載されていることが多いです。

 

具体的な例で書いておきますね。

 

例えば明治の資料は下記のページから閲覧可能です。

 

▼統合報告書はこちらから。

https://www.meiji.com/investor/library/integratedreports/

 

▼決算説明会資料はこちらから。

https://www.meiji.com/investor/library/presentation/

 

特にその業界のトップシェアの企業の統合報告書、決算説明会資料を読むことをおすすめします。

 

業界の今後の課題と展望について詳しく書いてあることが多いです。

 

業界団体の資料を読む

まず業界団体とは、その業界に属する企業を会員として構成される団体のことです。

 

こちらも具体的な例で書いておきますね。

 

明治のような菓子メーカーは全日本菓子協会(ANKA)に属しています。

 

全日本菓子協会の役割としては下記の通りです。

 

全日本菓子協会は、昭和60年11月に菓子業界が抱える共通課題の解決を図るための統一団体として設立されました。以来、菓子の原料対策、貿易交渉、食品表示・衛生、菓子の需要喚起、流通問題、環境問題、取引のシステム化など、菓子業界をめぐる多岐にわたる課題に取り組んでおります。全日本菓子協会ホームページより引用

 

ちなみに全日本菓子協会の会長は明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 川村氏が会長をつとめられています。

 

こちらの業界団体のホームページにはその業界の統計資料が掲載されていることが多いです。

 

▼菓子:全日本菓子協会

http://anka-kashi.com/statistics.html

 

他業界の統計資料もそれぞれの業界団体ホームページに掲載されています。

 

▼化粧品:日本化粧品工業連合会

https://www.jcia.org/user/statistics/shipment

 

▼清涼飲料:全国清涼飲料連合会

http://j-sda.or.jp/statistically-information/

 

▼ビール:ビール酒造組合

http://www.brewers.or.jp/data/

 

しかしこれらは時間のない時にはあまりおすすめの方法ではありません。

 

こちらの方法で全ての業界研究を行っていたら時間がいくらあっても足りません。

 

本当に行きたい業界に絞って閲覧することをおすすめします。

 

また、下記の記事で各業界のポイントをしぼってまとめておりますので、もし時間のない方はこちらの記事を参考にしてください。

 

 

さいごに

いかがでしたか?

 

今回は他人と差がつく、効率的な業界研究のやり方について説明しました。

 

業界研究は市場規模/直近のトレンド/中長期的なトレンド/課題/展望などのポイントで行います。

 

メーカーの場合、お客様の消費行動の変化に大きく影響を受けますので、今後の消費行動を予測しながら業界研究を進めましょう。

 

他人と差がつく業界研究のやり方としては、各社の統合報告書、決算説明会資料を読む/業界団体の資料の読むの2点がおすすめです。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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